旅の醍醐味
今月末、６年生が京都に修学旅行に出かけます。私も引率のため同行させていただきますが、私自身、小学校の修学旅行は、自分自身が小学生の時にやはり京都に行ったことがあるだけで、ほぼ初めての経験です。なので、とても楽しみです。ぜひ良い旅行になることを願っています。
先日、テレビのニュースで、日本の観光競争力が世界第９位（世界経済フォーラム発表）になったということが報道されておりました。円安の影響もあって、確かに最近外国人観光客が急増していることを、この和歌山にいても実感することができますが、外国の方が日本を見に来てくれることは、日本人としてはやはりうれしく感じますね。
ところで、世界最大の旅の口コミサイトである「トリップアドバイザー」によれば、外国人に人気がある日本の観光地として、「高野山奥の院」が何と第６位にランクインされています。日本の代表的な観光地である京都の清水寺や富士山などを押さえての第６位ですから、これは大したものです。和歌山県人としてとても誇りに感じます。
さて、このトリップアドバイザーによるランキングの中には、日本人が意外に感じるような観光地もたくさん含まれています。例えば第14位には、京都の「嵐山モンキーパークいわたやま」が、また第16位には東京の新宿にある「ロボットレストラン」がランクインしています。ロボットレストランというのは、私は全く知らない場所だったのですが、ロボットが音楽に合わせて派手なダンスショーを見せてくれるような所らしいです。とにかく外国人に絶大な人気で、見に来ている観光客は、日本人が１割、外国人が９割、というような状況なんだそうです。また、「渋谷センター街」が第24位に入っています。特別な観光地というわけではありませんが、ここの交差点（「スクランブル交差点」と呼ばれています）は、世界でもっとも人通りが多い交差点として有名で、ここに来て写真を撮ることが外国人にはとても人気があるようです。
前のつぶやきにも書かせていただきましたが、昔、ニュージーランドに行かせていただいたときにも、私自身が魅力を感じた場所は、有名な観光地などではなく、例えば、現地の方々が普通に利用しているスーパーマーケットにうずたかく積まれたトマトの山であったり、ごく普通の住宅の庭であったりしたものです。人それぞれ、旅の醍醐味にはいろいろなものがあるのでしょうが、私にとっては、「生活の匂いが感じられる」ものに最大の魅力を感じるのです。
旅は魅力的です。旅に出ると、ふだんとはまた違った角度で自分の生活を見つめ直すことができます。普段過ごしている部屋を鏡に映して見ると、何かすごく新鮮なものを感じることができるように。今後も、時間とお金と心に余裕ができれば、またいろいろな所に旅に出てみたいものです。
平成27年5月11日
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