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スマートフォン

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Smart Phone 文字通り翻訳すれば「利口な電話」です。とても多彩な機能を持っています。電話、電子メール、ブラウザ(ホームページが閲覧できます)、カメラ、ビデオ撮影、動画の視聴、SNS(ソーシャルネットワークサービス)、時計、計算機、カレンダー、ニュースの視聴、住所録、メモ、電子書籍、懐中電灯、地図、ナビゲーション、万歩計、etc....

私たち家族も3年ほど前に、ついにこのスマートフォンを購入しました。私と私の妻、娘2人の4人で利用しています。娘達はすでに成人していますが、それでもついつい夢中になって、食事時になっても部屋から出てこない、食事中も画面を見ている、などということがあり、注意することもしばしばです。便利さとは裏腹に、その危険性もまた十分に認識しておく必要があり、特に未成年者に買い与えるのは十分な配慮が必要だと感じます。

私たちが主に使う機能は、電話、ブラウザ、SNSなどですが、特にSNSの一つであるLine(ライン)は家族内でのコミュニケーションツールとしてしばしば利用しています。電話のように音声で会話することも出来ますが、よく使うのは、文字と画像によるインスタントメッセージの交換機能です。文字でメッセージを送れば、一瞬で相手に届き、相手機はメッセージが届いたことをチャイム等で知らせてくれるようになっています。

 

しかしながら、このラインというアプリが今子どもたちの間でたいへん問題になっています。ラインでメッセージを送り、相手がそのメッセージを開くと、送り手の画面に、相手がメッセージを開いたということを示す「既読」というマークが表示されます。返信が遅れると、既読マークが付いているにもかかわらず、「なんで返信してこないんだ? けしからん。」ということになるわけです。これが原因で、スマートフォンを手放せなくなってしまったり、仲間はずれになったり、いじめに発展したりするケースがあとを絶たないのです。

ラインだけではありません。ブラウザでホームページを閲覧するのも大きな問題があります。インターネットには国境がありません。つまり日本で規制がかかっているウェブサイトでも、外国で運営されているサイトであれば、どんなページでも閲覧が可能なのです。スマートフォンには、保護者の権限で有害サイトをブロックするフィルターがかけられるようになっていますが、フィルターをかけると本当に必要なサイトを閲覧することも出来なくなることがあるため、現実には子どもの要求に負けて、フィルターをかけないまま買い与えるケースが多いそうです。

岩出市教育委員会でも、小中学生によるスマートフォンの使用を憂慮しており、次のような啓発用の文書を配付しています。すでにお読みになった方々も多いとは思いますが、もし、まだ見ておられない場合には御一読いただければ幸いです。

スマホ等の使用について考えましょう!PDFファイル(542KB)

平成27年5月26日 

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最終更新日:2016510