都市宣言

都市宣言とは、地方自治体が重要な政策課題などについて、自らの意思や主張、方針を明らかにするものです。
岩出市では、これまで次の都市宣言を行っています。
（平成18年4月1日市制施行により岩出町は岩出市になりました。市制施行以前のものは町として宣言したものです。）

暴力団追放の街宣言（昭和57年3月10日）

昭和57年3月4日から岩出市に突如として発生した、暴力団抗争は市民の生活をおびやかし、恐怖のどん底におとしいれました。この状態を1日も早く解消し、安心して生活できる静かな町をとりもどすため、市および市議会は、市民と一体となって立上り、暴力団の追放のため一致団結してまい進することを宣言します。

シートベルト、ヘルメット着装実行の街宣言（昭和60年6月25日）

岩出市は、交通事故のない明るい町を築くため「シートベルト、ヘルメット着装実行」をスローガンにして、交通事故撲滅に推進することを宣言します。

核兵器廃絶の街宣言（平成元年12月19日）

世界の恒久平和は、人類共通の願いであります。しかしながら、核軍備拡大は激化の一途をたどり、新たな核戦争の危機をはらんでいます。
私たちは、戦争による世界最初の被爆国民として平和憲法の精神にのっとり核兵器の廃絶と世界の軍備縮小に向け積極的な役割を果たさなければなりません。
わが岩出市も世界の平和と人類の幸福を願い、豊かなくらしと住みよい街をつくり、市民の生命と財産を守るため非核三原則の遵守と地球上のすべての核兵器の廃絶を求めることを宣言します。

産業廃棄物処理施設設置に反対の街宣言（令和5年3月20日）

岩出市は、北部に緑豊かな和泉山脈が東西に連なり、南部には大台ケ原を水源とする清流紀の川が東西に流れ、自然と景観に恵まれたまちです。
私たちは、貴重な財産であるかけがえのない自然を、より豊かで恵みのあるものとして、将来の世代へと継承していかなければなりません。
また、北部には、国の重要文化財に指定された根來寺建造（8棟）や日本遺産の「葛城修験」などの文化遺産を活用し、ふるさと意識の高揚と観光振興に努めています。
産業廃棄物処理施設が設置された場合、市民の健康を害する恐れがあり、将来にわたり生活環境、自然環境への悪影響や全国的に知られている「根來寺」等の観光面への風評被害も危惧されます。
本市は、「活力あふれるまち　ふれあいのまち」を将来像に掲げ、豊かな自然環境や市民の安全・安心な生活環境を保全し、自然と共生するまちを目指しています。
よって、本市は、将来にわたり不安を抱き続けることとなる産業廃棄物処理施設の設置に反対することを宣言します。